九品仏淨眞寺の3年に一度行われる阿弥陀如来二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)を見に行って来ました。
東京にある極楽浄土に一番近いお寺と言うことで「お坊さんバラエティー番組ぶっちゃけ寺」で紹介されたお寺です。
九品仏駅はホームの長さが短いため電車は大井町方面からだと先頭車両1両が
二子玉川方面からだ後尾車両の1両が
ホームが足りないので降りられないです。
電車のアナウンスもあるので注意して下さい。
降りるには2両目以降の電車に乗ってください。
電車から降りると2階建ての小さくかわいらしい駅舎が見えます。
改札口も上り線と下り線の間にあり珍しい光景が見られます。
改札を出て淨眞寺の参道までは、歩いて20秒くらいと凄い近いです。
すぐに参道入口です。
参道を歩いて行くと山門が見えてきます。
新緑で綺麗です。京都のお寺にいるような境内で素敵な所です。
山門を入ってすぐ右手にお地蔵さんがお出迎いしてくれます。
その隣のお堂には閻魔さまが祭られています。
その先に進み左手に立派な仁王門があり今日は二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)
の行事があるので、山門上の扉が開いて菩薩様を見ることができます。
普段は閉まっているので、貴重です。
仁王門を抜けると右手に本堂が見えてきます。
更にその先には三仏堂も見えてきます。
9躰の阿弥陀如来座像は頭が青色の他では見ない仏像です。
中央のお堂を上品堂(じょうぼんどう)、右のお堂を中品堂(ちゅうぼんどう)
左のお堂を下品(げぼんどう)
の三つのお堂(三仏堂)にそれぞれ3躰ずつ安置してあります。
上品堂のうち、中央を上品上生仏、右を上品中生仏、左を上品下生仏とする。
中品堂、下品堂と同様で阿弥陀様には上品上生から下品下生まで九品ある。
なぜ九品の差別があるのか
1つ目は浄土教入信の過程・段階。
2つ目は念仏によって浄化される私たちの心の様態を示す。
3つ目は往生人たるわれわれの機根を分類したもの。
※(機根とは仏の教えを聞いて修行しえる能力、
また仏の教えを理解する度量・器のこと)
本堂にはご本尊 釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)様が安置されてます。
ご本尊の左側には螺髪がアフロパーマのようになっている仏様がいて珍しいです。
今日はご本尊と九品仏上品堂の阿弥陀如来様がカラフルな帯でつながっています。
また本堂と三仏堂はアーチ状の架け橋でつながっています。
今日はその橋を菩薩様のお面をつけた方々が菩薩様になりきって渡る行事です。
ゴールデンウイーク中なので「おめんかぶり」が始まるころには人が増えてきました。
行事が始まりました。まずお面をつけないで本堂から三仏堂へ向かいます。
その後、三仏堂でお面をつけたり準備します。
お面をつけると視界が悪ので付き添いの人と今度は三仏堂から本堂へ橋を渡ります。
今度は本堂から三仏堂へ帰ってきました。
そのあとを稚児行列が通ります。
最後はお面を外して帰っていきます。
皆さんご苦労さまでした。
3年に一度しか見られない行事が見られて貴重な体験ができました。
お庭も手入れが行き届いていて気持ちが良く季節ごとに景色を楽しめそうです。
また違う季節に来たいと思える場所でした